幼虫到着 |
2003年12月7日
京田辺市の長やんさんから、ニジイロクワガタの幼虫がなんと7頭も到着した。
夜に到着してしまったので、次の土曜日にビンに入れることにした。
12月13日
ニジイ○ペットハ○スにて購入したものを繁殖させたもので、多分オーストラリア
クイーンズランド産/F3だったようなとの事なので、一応CBとしておいた。1〜3齢幼虫だった。
そして、1頭ずつブロー容器やプリンカップに入っていたのだが、多数の市販のマットでそれぞれ飼育されており、こちらには同じマットはカロリーマットとビートルマットしかなかったので、無い物はすべてカロリーマットで、ビートルマットは1頭、他1頭は1Lブロー容器に入っていたので、そのまま飼育続行することにした。
すべて1Lガラスビンを使用、今度は成功させたい。 |
2・3齢幼虫
まだ小さい1齢幼虫からかなり大きくなっている3齢幼虫まで見られた。
(2003.12.13)
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1齢幼虫
1齢幼虫は大変小さいが、ニジイロクワガタの特徴である尻部が細長くなるという特徴ははっきりと確認できる。
(2003.12.13)
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♀蛹化 |
2004年1月24日
♀が蛹化した。
ビートルマットで飼育していた1頭も蛹室を造った。
ニジイロは菌糸ビンが最適な種だがカブトマットでも飼育可能だとはちょっと意外だった。
でも、小さめなので、多分♀だと思う。ニジイロやキンイロクワガタの仲間はオレンジ色の♀斑が見られず雌雄同定は難しく成長具合によって予想するしかないのだ。
他、大きめの幼虫もいるので、長歯型の♂も期待できそう。
2月4日
2頭目の♀も蛹化した。
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♀羽化 |
2月19日
♀が羽化していた。既に色付いており、昨日羽化したようだ。
2月28日
2頭目の♀も羽化した。まだ前翅は真っ白で、かすかに虹色の光沢が出ておりまるで真珠のようであった。
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♂蛹化 |
2月25日
♂も蛹化した。
以前飼育した時は、蛹化できずに前蛹で死亡してしまうことが多発してしまったが、今回はマットがあっていたためにすべて順調である。自作マットだったため、発酵が足りなかったのか小麦粉の添加が多かったのかは不明。
そこそこ大きめの♂が羽化してくれそうである。
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新成虫♀取り出し |
2月29日
2月19日に羽化した♀が色付いたので、取り出してみることにした。
長やんさんの言っていた通り、赤味の強い♀だった。
長やんさんのほうで羽化したニジイロも赤味の強い個体ばかりだったそうで、やはり色彩も遺伝するようだ。
長やんさんには感謝を込めてご希望だったヘラヘラ3齢幼虫ペアを差し上げることにした。
3月7日
2匹目の♀は通常と同じように緑の部分があった。
長やんさんのところでも、普通の色の個体も羽化しているそうだ。
3月13日
2匹目の♀を取り出してみた。33mmの個体で、少し赤味が多い程度だった。 |
新成虫♀35mm
非常に赤味の強い♀。
遺伝らしく、♂も赤味の強いものが羽化すると思う。
(2004.2.29)
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新成虫♀33mm
やはりとても綺麗。
(2004.2.29)
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♂の蛹、取り出し |
♂の蛹@
大アゴが上方へ曲がり、前足で拝んでいるような形が特徴。
(2004.3.7)
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3月7日
♂の蛹を取り出してみた。
パプアキンイロクワガタと非常によく似た蛹だった。
他の♂は未だに幼虫をしている。
取り出した蛹はそのまま蛹室に戻して羽化を待つことにした。 |
♂の蛹A
(2004.3.7)
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♂の蛹B
交尾器がスプリング状に巻いている。
キンイロクワガタの仲間も同様な特徴が見られる。
(2004.3.7)
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♂の羽化 |
羽化した♂50mm
♂は1匹目にして大アゴも長く立派な♂が羽化してくれた。
(2004.3.27)
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3月24日
♂が羽化した。
長歯型の♂で、完品で羽化してくれた。
3月27日
♂を取り出してみると体長は50mmで、まだ羽化後日が浅いため、大アゴなどが薄赤かった。完全に色付くにはもうしばらく掛かるであろう。
ピカピカで大変綺麗な♂であった。
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後食開始 |
4月25日
2月28日に羽化した♀33mmが後食を開始した。
一日中、ゼリーを舐めている。
一方2月19日に羽化した♀35mmはまだ眠っている。
でも、そろそろ後食を始めると思う。
5月4日
♂もゼリーを食べるようになった。
ニジイロクワガタの成熟には時間が掛かるらしく、最低でも2ヶ月はエサを食べさせる必要があるとBE-KUWAに書いてあったので、まずは成熟を待つことにした。
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ブリード開始 |
産卵用ケース
マット産みの傾向が強いらしいのだが、よいマットが無かったので、大きめのコナラ材での産卵に期待したい。
(2004.7.19)
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7月19日
結局、いただいたニジイロの幼虫7頭はすべて完品にて羽化することができ、そのうち一番立派な♂50mmと、♀3匹で繁殖させることにした。
マット産みの傾向が強いらしいのだが、残念ながら手元に固めやすいほどきめ細かなマットが無かったので、ケース下部3cmほどをカブトの幼虫飼育に使用して土化して固めやすくなったマットを固く詰め、その上にクワガタ幼虫飼育用のマットを入れた。
材はやや大きめのコナラ材を2本、1本は立ててもう1本は横にして9割埋めてセットした。
本種の場合、頭部が小さく大アゴを挟む力はほとんどないので、♀殺しの心配はまったくない。このまま同居させるつもりである。
後から6月22日に羽化したままビンから取り出していなかった中歯型の♂44mmも取り出して産卵用ケースに入れた。 |
♀は3匹のうち2匹は成熟は十分だが、1匹はまだ後食開始後、日が浅い。
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