ミンダナオヒラタクワガタ Dorcus titanus titanus 産地:ミンダナオ島 |
種親購入 |
大型のミンダナオヒラタの♂83mm |
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2002年9月22日 奈良○○クワセンターよりミンダナオヒラタ1ペア(♂83mm・♀40mm)を購入した。 やはり♂は喧嘩っ早く、ペアリングは控えることにした。 |
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産卵用ケースセット |
ミンダナオ産/WILD:♀40mm |
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天然物なので交尾済みのはずなので大プラケースにやや大きめのコナラ材を2本埋め込みマットに半分埋めてセットした。 9月25日 はやくもケース底部に卵を1個発見した。マットにも産むことが分かった。姿だけではなく、生態も本土ヒラタに似ているようである。 9月27日 またケース底部に卵がもう1個見られた。 |
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産卵 | 卵A とても小さい (2002.10.5) |
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10月5日 採卵をおこなった。しかし、1個しか採れなくて複数産んでいたようなのだが、なぜか解けてしまったようだった。 卵もかなり小さくオレンジ色で乾燥しているような感じに見えた。 |
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卵死滅 | ||
11月4日 結局採った卵は孵化することなく死滅した。 材の下を見ると材を削っていた♀がいた。そこから卵が1個落ちた。 しかし、前回同様小さい卵で、孵化するとは思えないがプリンカップにセットした。 WILDだが、もしかしたら材割り採集の新成虫だとしたら交尾未という可能性も考えられる。 ♂は凶暴なのでペアリングは控えたいが、挑戦するしかないようだ。 |
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ペアリング | ||
11月5日 ♀が潜ったきりなので、♂を産卵用ケースに入れ、ペアリングを待つことにした。 11月6日 夜、7時過ぎに確認したところ、エサ場で交尾していた。 オオクワ同様、♀の上にしがみつかずV字型になってつながっていた。 1時間以上経って交尾が終了して♀がマットに潜ったので、♂を隔離した。 ♀殺しが心配だっただけに目視による確認ができ、安心した。 これで、有精卵を産んでくれることだろう。 |
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ユミアシオオゴミムシダマシ |
ユミアシオオゴミムシダマシの幼虫 |
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11月23日 産卵しているのか気になり材を掘り出したところ、1本の材にかなり削った跡が見られた。 もう1本には食痕が見られたので、割って見ると細長い幼虫が出てきてしまった。恐らくキマワリの幼虫だと思うが購入時、材は完全に乾燥していたのにすごい生命力だ。かなり大きく成長していたので、殺すには忍びないので、割りカスを保管してるところに放しておいた。 ※後から調べた結果、キマワリの幼虫は茶褐色をしており、この幼虫はユミアシオオゴミムシダマシ(Setenis valgipes)であることが分かった。 |
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♂死亡 | ||
12月22日 ♂83mmが死んでいた。 |
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産卵用ケース再セット |
産卵用ケース再セット(2002.12.31) |
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12月31日 削ってはいるが材を1本割ってみても卵1個しか採れず、傷つけたのかすぐに潰れてしまった。 材も堅めだったので、新しくセットしなおすことにした。 大プラケースにケース下部6cm黒土とカブト・クワガタ幼虫使用済みマットを混ぜたものを固く詰めた。 材は柔らかいものが手元に無かったので普通のコナラ材を横に太めコナラ材を縦に埋めた。 水分も前回より少し多めにしてみた。 |
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♀死亡 | ||
2003年1月26日 ♀も死んでしまった。産卵跡も見られない。♀の当たりハズレがあるのだろうか? 非常に残念な結果になってしまったが、また機会があればチャレンジしたい。 |