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マンディブラリスフタマタクワガタ
Hexarthrius mandibularis sumatranus
産地:スマトラ ジャンビー

フタマタクワガタ最大になるマンディブラリス。
なんと、引越しで飼育できなくなる為ヒロさんから
産卵ケースごと譲っていただいた。
少々カブ・クワが増えすぎて大変な状態になってきてしまったが、
なんとかこれも飼育していきたい。


マンディブラリスフタマタクワガタの2齢幼虫



産卵ケース到着
衣装ケースでの産卵セット
埋め込みマットもかなり良質で、材2本もデカいがそれでも幼虫は9頭確認、3頭潰してしまい6頭しか得られなかった。
(2003.12.6)

2003年11月25日
 ヒロさんから、スマトラ ジャンビー産/WILD マンディブラリスフタマタクワガタ♀49mmを追い掛けなしで産卵させたという産卵ケースごと送ってくれた。
産卵ケースは想像以上にデカい衣装ケースだった。
既に♀はなく、少し経ってから割り出そうと思う。
割り出し
12月6日
 材割りをすることにした。
デカいコナラ材を割ってみたが、結構固く、表面付近にいた3頭を残念ながら潰してしまい、結局2頭しか得られなかった。
その後、マットから4頭得られ合計6頭の1・2齢幼虫が得られた。
しかし、これだけ立派な産卵ケースでも爆産とはいかないようである。
1Lガラスビンに市販のマットを使用して飼育することにした。

♀の蛹化・羽化
2004年4月3日
 知らない間に♀が1頭、蛹になっていた。
4月25日
 ♀が羽化した。
他の幼虫達も見てみるともう1頭♀が蛹になっていて、3頭が蛹室を作成していた。

マット交換
3齢幼虫@
5ヶ月以上、1Lビンで放置してしまったが、順調に成長してくれていたようだ。
(2004.4.25)

4月25日
 マットが食い尽くされている2頭は恐らく♂なので、5ヶ月以上ほったらかしにしていたので、大型化が期待できるか分からないが2Lブロー容器に移動させることにした。
掘り出してみると33gと30gの大きめの幼虫だった。

3齢幼虫A
2Lブロー容器に移して大型個体を羽化させてみたい。
(2004.4.25)


3齢幼虫の頭部
(2004.4.25)

新成虫♀の取り出し
5月29日
 飼育している場所が棚の上にあるので脚立を使わないと見ることができず、正確な蛹化日・羽化日があいまいになってしまったが、♀はまだ2匹が蛹で残り2匹は羽化していた。
1匹を取り出してみることにした。
特に特徴はないが黒く光沢の強い綺麗な♀47mmが出てきた。
♂はまだ幼虫だが、かなり成熟している。
それほど大きくは見えないので、中型サイズになってしまうかもしれない。マット交換が遅れた(サボった)のが悪かった。

新成虫の♀47mm@
光沢がやや強い♀。
かなり凶暴ですぐに挟もうとするので注意が必要。
(2004.5.29)


新成虫の♀47mmA
(2004.5.29)

♂の蛹化
8月29日
 4月25日に2Lブローにセットした♂を確認したところ、1頭はマット上に出てきて前蛹に、もう1頭は蛹室を造り、蛹になっていた。
マット上の前蛹は少々心配ではあるが、マット上が固められていて、蛹化には問題なさそうだった。
せっかくなので、蛹を取り出してみた。かなり色付いていて、蛹化後、3週間くらい経っているようだ。まずまずの大きさで安心したが、無事に羽化してくれるまで、気が抜けない。

蛹@
大きな大アゴが印象的な蛹だった。
(2004.8.29)


蛹A
滑らかに湾曲した大アゴが魅力的なクワガタである。
(2004.8.29)

羽化
羽化
かなりいい加減な飼育ではあったが、かなり立派な♂を羽化させることができた。
(2004.9.5)


9月5日
 ♂が羽化していた。前蛹の♂はまだそのままだった。
仰向けになって体を乾かしている。見る限り完品で大変立派な個体が羽化してくれた。


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