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ネブトクワガタ飼育記
Aegus laevicollis subnitidus
産地:兵庫県
 
しばらく、クワガタ飼育から離れていましたが、2006年になり、再びクワガタ熱が再燃してきました。
前から本物を見てみたいと思っていたネブトクワガタをオークションで落札、することができました。
成虫は劣化したゼリーを好み、幼虫は土化の進んだ朽木や赤松の朽木を好むなどかなり変り種のクワですが、コクワガタよりも小さく手頃なので累代飼育に挑戦してみたいと思います。
 

ネブトクワガタ♂26.5mm(兵庫県産/WILD)
 

 
購入
2006年3月1日
 早朝、オークションで落札した兵庫県産/WILD ネブトクワガタ成虫2ペア(♂26.5mm,♂24mm,♀18mm,♀18mm)が到着した。出社直前に到着したため、♂1匹を確認しただけでそのまま出社した。
 
帰宅後、改めてネブトを取り出して確認したが、とにかく小さい。外国産の大型ネブトもいいが、やはり小さい頃から知っていたネブトは思い入れが大きく、感激した。小さいながらも大アゴが立派でかなり好きなクワである。
取り出してみると皆、足を綺麗に折りたたみ、ダルマ状態になってしまう。
この成虫は去年の12/23と今年の1/7に松の朽木から材割り採集したものだそうで、恐らく新成虫ということになると思う。
 
小さいながらも、大アゴは発達しており殺しあう危険があるため、ミニプラケースに単独で管理することにした。
温度管理している部屋で飼育することになるが、野外で越冬していたので、このまま夏まで休眠するかもしれない。
ゼリーは劣化したものがいいらしいので、変色しかけているゼリーを倒すようにして入れた。普通のゼリーをそのままセットすると小さいために溺れてしまう危険があるためである。
ネブトクワガタ♂26.5mm(兵庫県産/WILD)
ネブトとしては大型の個体。
(2006.3.4)
 
ネブトクワガタ♀18mm(兵庫県産/WILD)
スジブトヒラタのような点刻が印象的。
(2006.3.1)
 
産卵用セット ネブトクワガタの産卵用ケース
(2006.3.11)
3月11日
 いつでも産卵してもいいように、産卵用ケースをセットすることにした。
マットは無添加の黒く発酵したマットをフルイに掛けたものを使用した。
大プラケースにマットをやや固めに詰めて、マット上には転倒防止用に硬い小さめのコナラ材や皿木、落ち葉を置いた。
本来であればペアリングさせてから♀だけを入れるのがよいと思うが、依然休眠し続けているかもしれないこともあって、4匹一緒に入れた。


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