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ヒラタクワガタ Dorcus titanus pilifer 産地:静岡県東伊豆町 |
ヒラタクワガタ♂52mm
種親採集 | ||
2000年7月10日 午後1時頃、東伊豆町の川沿い近くの山道で樹液の出ている大きめのクヌギがあり、そのウロからヒラタクワガタ ♂52mm・♀29mmを採集した。他に大型と小型の♂が落ちてしまったが、いくら探しても見つからなかった。 7月13日 旅行最終日の朝、同じ場所に行ってみると小型のヒラタクワガタ♂33.5mmのみ発見、採集した。 |
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採集した♂33.5mm |
採集した♀29mm |
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飼育 | ||
7月13日 中プラケースでクヌギ小麦粉発酵マットにコナラ材を埋め、1ペアを放した。♂による事故を防ぐ為、小型の♂33.5mmを種親とした。 8月7日 材の裏から♀が材を削り、潜り込んでいた。産卵しているようだ。 しかし、後に産卵していなく今年は卵は全く産卵しなかった。 9月17日 交尾を確認したが、気温の低下で産卵には到らなかった。 |
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ブリード再挑戦 | ||
2001年3月25日 線虫の大量発生により、材、マット共に著しく劣化していてブリードは失敗してしまったので、新しくセットしなおした。中プラケースにコナラ材1本をマットに半分埋め、セットした。マットは幼虫飼育に使ったものを使用。 |
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産卵 | ||
3月31日 材周辺のマットに多数のトンネル状の穴が掘られていた。気温が上がってきたことで産卵を始めたようだ。 4月8日 材のマットに埋まっている部分に産卵跡を確認した。 |
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ブリーディングケース |
産卵跡 |
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採卵 | ||
4月16日 材割りを行ない、採卵した。卵3個しか採れなかった。卵は直径3mm程だった。 材の中心部は硬かったので割るのを断念した。後にその芯から3齢幼虫が出てきた。 また、ケースにコナラ材を入れた。 |
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人工孵化 | ||
採取した卵はプリンカップにクヌギ発酵マットを詰め、側面に箸で穴をあけ、卵を落とし埋めた。 4月17日 2頭孵化。 4月24日 最後の1頭が孵化。 |
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材割り時の卵 |
プリンカップで孵化した1齢幼虫 |
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幼虫飼育 |
同時に孵化した1齢幼虫 |
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4月22日 孵化している2頭を1頭ずつ1Lビンにセットした。マットはクヌギ小麦粉発酵マットを使用。 5月1日 最後の1頭も同様にセットした。 5月13日 ガラス面から2齢幼虫が確認できた。 |
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種親♂死亡 | ||
7月8日 種親の♂が2頭とも死んでいた。 |
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幼虫割り出し | ||
2回目の材割りを行ない、3齢初期の幼虫1頭と2齢終期の幼虫1頭を採取した。 |
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材割りした2齢幼虫 |
材割りした3齢幼虫 |
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♀蛹化 | ||
7月28日 ♀が1頭蛹化した。 8月5日 ♀が1頭蛹化した。 |
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マット交換 | ||
8月4日 ♀幼虫がかなり大きく成長していたので、マット交換をした。 8月8日 ♀幼虫が♂幼虫としか思えないほど巨大化していてしかも明確な♀マークが確認できた。 |
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巨大化した♀幼虫@ |
巨大化した♀幼虫A |
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3齢幼虫採取 | ||
8月15日 硬くて割るのを断念していた材芯部から3齢幼虫が出てきた。これで、幼虫は全部で6頭になった。 |
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種親♀死亡 | ||
8月16日 種親の♀29mmが材の下で死亡していた。 |
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♀羽化 | ||
最初に蛹化した♀が羽化した。34mmだった。 8月21日 2頭目の♀も羽化した。同じく34mmだった。ちなみに羽化した♀2匹は同時に孵化したものです。 9月9日 羽化した♀2匹を蛹室から取り出し、中プラケースに入れた。 |
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♂の3齢幼虫 |
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♂蛹化 |
巨大化した♀幼虫は結局♂に蛹化した |
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9月25日 ♂が蛹化した。 9月28日 巨大化した♀幼虫が結局♂の蛹になった。 10月6日 ♂が蛹化した。 |
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蛹 |
羽化直前の蛹 |
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♂羽化 | ||
10月20日 最初に蛹化した♂が羽化した。50mmだった。 10月24日 ♀幼虫だった♂の蛹が羽化した。59.5mmだった。 11月5日 3頭目の蛹が羽化した。55mmだった。 |
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羽化@ |
羽化A |
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羽化B |
羽化C (仰向けになり、体が固まるのを待つ) |
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羽化D (羽化から5日後) |
羽化E |
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後食開始 |
WF1個体の♂59.5mm |
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12月6日 ♀は既にエサを食べていたが、♂も食べ始めるようになった。羽化後、約2ヶ月で後食を開始するようである。だが季節のせいかあまり活動せず、♂2匹はゼリーをほとんど食べなかった。 2002年4月 ♂♀とも活動的になって、ゼリーもかなり食べるようになった。 |
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WF1個体の♂50mm |
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蛹化しない3齢幼虫 | ||
♂3匹・♀2匹が羽化したが、未だに幼虫が1頭いる。マットの食いが異常に悪く去年の11月18日にマット交換をしたきり現在(5月18日)まで交換していない。でも幼虫の頭部は非常に大きくカブトムシの特大の3齢くらいもあるにも関わらず、体は貧弱で皺が寄って痩せている。下手にマット交換すれば交換時のショックで死んでしまうだろう。 |
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その後の飼育 | ||
♂59.5mmの前足のフセツが両方無くなってしまったので♂55mmと♀34mm(2匹)で累代させることにしました。 F2個体作出編をご覧ください。 |