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ヘラクレスオオカブトムシ
Dynastes hercules hercules
産地:グアドループ島

〜 No.2 〜
 
 
奈良オオ購入の♀は、幼虫飼育時の菌床を与えたことが影響しているのか産卵数は非常に少なかった。
幼虫で購入した大型の♀が羽化したが、ペアリングする♂もいなく販売しようと思ってたが、
角曲がりではあるが、非常に良い大型の♂を大変激安で譲っていただけることになった。
今度こそ多産を目指しブリードを頑張りたいと思う。


グアドループ産WF1:ヘラクレス・ヘラクレス♂127mm




これまでのあらすじ
2002年11月12日
 ザ・○○クワ神戸○販部よりグアドループ産/F2 ヘラクレス・ヘラクレス3齢幼虫ペアが安く販売されていたので、購入した。
♂は大プラケース、♀は中プラケースで単独飼育することにした。
2003年8月
 ♀が♂よりも早く羽化した。
体長は約68mmだった。
10月4日
 ♀が後食を開始した。
11月22日
 後食から2ヶ月近く経つが、ペアリングさせる♂もいなく、手放そうと思ったが、Sさんから激安で角曲がりの♂を譲ってくれるという連絡をいただいた。


グアドループ産/F2:♀68mm(26g)@
大型の♀で、とても元気。
よく材をガリガリ削っている。
(2003.11.22)

 
グアドループ産/F2:♀68mm(26g)A
前翅の褐色部分も綺麗なオリーブ色。
元気がいいので前翅の間にマットが詰まってしまっている。
(2003.11.22)

種親♂到着 グアドループ島産F1:ヘラクレス・ヘラクレスB品大型♂@
スペースが足りなかったからか胸角は大変曲がってしまっているが、前翅には黒点が少なく淡い黄色が大変綺麗。
角がまっすぐなら130mmくらいの個体だと思う。
(2003.11.24)

2003年
11月23日

 Sさんからグアドループ産/F1 ヘラクレス・ヘラクレス角曲がりの大型の♂が到着した。
この個体の種親は♂130mm・♀68mmで、それぞれ別購入、どちらもWF1個体だそうで血統的に非常にすぐれている。
9月23日から後食を開始しているそうだ。
到着時は寒さの為、全然動かなかったが、しばらく20℃くらいの室内においておくと少しずつ動くようになってきた。
以前リッキーの♂の件があるので、少々心配ではある。
黒かった前翅も色付き、黒点が少なく淡い黄色が大変綺麗で、胸角も太くA品だったら大変高価な個体だったと思う。

グアドループ島産F1:ヘラクレス・ヘラクレスB品大型♂A
前翅の色は淡い黄色で、黒点が少なく綺麗だった。
(2003.11.24)

 
ナナフシ
早速ヘレクレスの写真を撮影しようとしたら、止まり木に撮ってくださいと言わんばかりの先客がいました。
棘の生えたナナフシだが、その他にもときどきカマキリくらいの大きなナナフシや羽の生えた小さめのナナフシなど数種類のナナフシを見かける。
(2003.11.24)

♂後食開始
12月5日
 ♂が後食を開始した。

交尾
交尾
♀は後食2ヶ月以上経っているので、成熟は充分。
大型なので、多数の産卵が期待できる。
(2003.12.20)

12月20日
 ♂もよくエサを食べているのでそろそろ交尾させることにした。
♀の上に乗せるとしばらく♂は沈黙していたが、交尾成立、1時間半ほど交尾をおこなった。
 交尾が終了したので、♀は産卵用にセットした特大プラケースに入れた。
産卵用ケースは、以前オキシデンタリスの採卵に使用したマットと新品のカブトマットを混ぜたものを使用した。
ちなみにカブトマットは複数の虫友から勧めもあって今回から安くて質も良いと評判のものに変更した。
♀死亡
部屋
右上部に見えるのが、産卵用ケース。
ココに置いて飼育していたのだが、ケースを下ろすのが面倒になってしまい、エサやりをサボッしまい♀を死なせてしまった。


2004年2月
 せっかく特大プラケースにセットしたのだが、置く場所が上部の棚しかなく、エサ交換が重労働になってしまい、ついサボッて気が付いたら♀が死んでしまっていた・・・。
金額的には高価なカブトなので、優先的にエサやりすべきであったが、高価な分「神経を使う」=「気が重い」=「考えたくない」という方程式が成り立っていることに気付き飼育を楽しめていないことが分かった。
これからは金額のことは考えずに純粋に飼育を楽しんでいくように心掛けたい。
不本意な結果となってしまったが、今回の失敗を今後の飼育に活かせるようにしていきたい。

今後はOさん編にて飼育記を続行していきます。


 

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