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ブッダノコギリクワガタ
Prosopocoilus buddha buddha
産地:タイ産

ブッダノコは左右非対称な大アゴを持つ少し変わったノコギリクワガタ。
私のオキシの幼虫とHideさんのクワガタ達とを交換した中に
ブッダノコが唯一ペアだったので、ブリードに挑戦してみることにしました。


ブッダノコギリクワガタの♂50mm



新成虫到着
2003年11月10日
 Hideさんより、タイ産/WF1ブッダノコギリクワガタ新成虫ペア(♂50mm・♀24mm)が到着した。更にB品の♂も1匹オマケしてくれた。
5月羽化との事で早速、中プラケースにペアでセットした。
時間が無かったこともあり、材などはセットしていない。


タイ産/WF1:♂50mm
図鑑に載っているような左右非対称の大アゴではなかった。
大アゴは細長く繊細。
(2003.11.15)

 


タイ産/WF1:♀24mm
体形は丸っこくなく、ノコらしくない。
どちらかというとアカアシクワガタの♀に似ている。
(2003.11.15)

産卵
11月14日
 夜、♀殺しが心配になって見てみるとなんと♀が皿木の裏から懸命に皿木を削りいくつもの産卵痕を掘っていた。
皿木が固いこともあり、産卵まではしていないと思うが、相当産卵しそうな勢い。
やはり、インドネシアに広く分布しているだけあって、繁殖力は旺盛なようだ。
加水済みの適当なコナラ材を1本セットし、♂は取り出した。
材は加湿気味で少し柔らかめのものしかなかったので、少し心配。
11月15日
 今日は休日なので撮影をしてみたのだが、♀の右前翅に穴が開いていた。
だが、元気なところをみると幸いにも内部にまでは傷ついていないようだった。
この種も♀殺しに注意しなければならないようである。
 夜、産卵しているか確認してみたが、材の下にはいない。
皿木を持ち上げてみると・・・!
なんと削った穴に産卵管を伸ばし今にも産む寸前のところだった。
半分卵が顔を出したが、思い止まり引っ込めた。
 この材では産卵はしてくれないのか?
加湿気味の柔らかめの材では不向きなのかもしれない。
明日にでも材を加水しなければ!
11月16日
 その後どうなったか確認しようと見てみると材の裏の方に懸命に材を削っている♀を見ることができた。
うまくいきそうなので、そのままにしておくことにした。
12月6日
 材をひっくり返してみると材の裏におびただしい産卵痕が確認できた。
♀も材に張り付いており、まだまだ産卵してくれそうだ。


産卵中の♀
♀は常に産卵に専念しているようだ。
(2003.11.17)


 


産卵痕
材をひっくり返すとおびただしい産卵痕が確認できた。
♀は未だ材に張り付いて産卵に専念しているようだ。
(2003.12.6)



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